【丁寧に解説】自作PCに必要なパーツと作り方について

PC

はじめに

自作パソコンとは, 自分の好みや用途に合わせてパーツを組み合わせて組み立てたパソコンのことです. 市販のパソコンと比べて, コストパフォーマンスに優れ, カスタマイズ性が高いのが特徴です. また, 故障したパーツを自分で交換することもできます.

この記事では, 自作PCを始めたい人に向けて, その手順と注意点をまとめます。

自作PCの構成

自作パソコンの構成は, 大きく以下の7つに分けられます.

  • マザーボード
  • CPU
  • メモリ
  • ストレージ
  • グラフィックボード
  • 電源ユニット
  • PCケース

マザーボード

マザーボードは, コンピューター内で各種パーツを接続し, 制御するための基盤です. CPUやメモリ, グラフィックボード, ストレージなど, パソコンを構成するほとんどのパーツがマザーボードに取り付けられます. マザーボードの選択によって, 使用できるパーツの種類や数, 拡張性などが異なるため, 自作PCの基盤となる重要なパーツです. CPUやメモリは, マザーボードの種類によっては取り付けられないものもあるため, 注意して選定する必要があります.

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CPU

CPU (Central Processing Unit) とは, コンピューターの中心的な演算処理を行う装置です. 一般的にはマザーボード上のCPUソケットに取り付けられ, コンピューターの動作や性能に大きな影響を与えます. CPUは, プログラムの実行, データ処理, およびシステム全体の制御を担当し, コンピューターの「頭脳」とも呼ばれます. 一般的なCPUの種類としては, AMD RyzenシリーズやIntel Core iシリーズなどが代表的です. CPUの性能は, クロック周波数やコア数, スレッド数などで表され, これらの要素が高いほど高性能な処理が期待できます.

また, CPUは稼働時に熱を発生するため, CPUを冷却するためのCPUクーラーを搭載する必要があります. 特に高性能なCPUは熱を発生しやすいため, 適切な冷却が必要です. CPUクーラーには空冷式と水冷式の2種類があり, 空冷式はヒートシンクとファンで構成され, 水冷式は水を利用して熱を放熱します. CPUクーラーの選択には, CPUの熱設計電力やPCケースのサイズなどを考慮する必要があります.

Intel Core i5-14500 (https://gamingpcs.jp/hikaku/hikaku_cpu/core-i5-14500/)
Intel Core i5-14500 (https://gamingpcs.jp/hikaku/hikaku_cpu/core-i5-14500/)

メモリ

メモリは, コンピューター内部でデータを一時的に格納するための装置です. 一般的にはRAM (Random Access Memory) と呼ばれ, CPUがアクセスするデータやプログラムの一時的な保存場所として使用されます. メモリの容量や速度が高いほど, 複数のプログラムや大容量のデータを効率よく処理できる特徴があります. 自作PCでは, メモリの選択肢が豊富であり, 使用目的や予算に応じて適切なメモリを選ぶことが重要です.

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ストレージ

ストレージは, コンピューター内でデータを長期間格納するための補助記憶装置を指します. 主な種類にはHDD (ハードディスクドライブ) やSSD (ソリッドステートドライブ) などがありますが, 最近はSSDが主流となりました. これらは, パソコンやスマートデバイスの内部に設置している記憶装置 (メモリ) とは別の領域で, データが格納されるものです. ストレージはファイルを長期間格納するための記憶装置であり, データの長期保管に適した装置と言えます.

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グラフィックボード

グラフィックボードは, コンピューター内での映像処理を担当する装置です. 通常, CPUやマザーボードに組み込まれているグラフィック機能を補完し, 高画質の画像や映像を処理するために使用されます. ゲームや映像編集など, 高度な映像処理が必要な場合に重要な役割を果たします. Intel Core iシリーズにはデフォルトでグラフィックボードが内蔵されている種類もあります.

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電源ユニット

電源ユニットは, コンピューター内の各種パーツに電力を供給する装置です. 一般的にはPCケース内に取り付けられ, マザーボードやCPU, グラフィックボードなどのパーツに電力を供給します. 電源ユニットの選択には, 必要な電力容量や効率, 安全性などを考慮する必要があります.

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PCケース

PCケースは, パソコンを構成する各種パーツを収めるケースであり, マザーボードやCPU, メモリ, 電源ユニットなどの各パーツを取り付けるための筐体です. PCケースにはさまざまな種類があり, ミドルタワー型やフルタワー型などのサイズや, エアフローや拡張性を重視したものなどがあります. また, デザインや冷却効果, 静音性なども異なるため, 使用目的や好みに合わせて選ぶことが重要です. 特に, マザーボードの種類によってはPCケースに収まらない等の問題が生じるため, 慎重に選定する必要があります.

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自作PCの作り方の手順

自作PCの作り方の手順は以下の通りです.

  1. 各パーツを用意する
  2. マザーボードにCPUを取り付ける
  3. マザーボードにメモリを取り付ける
  4. マザーボードにストレージを取り付ける
  5. マザーボードにビデオカードを取り付ける
  6. 電源ユニットをパソコンケースに取り付ける
  7. PCケースにパーツを取り付ける
  8. パソコンを起動する

やや古い動画ですが, Youtuberのせろりんねさんの動画が非常に参考になります. まずは動画を見ると, 理解が進むはずです.

せろりんねさんによる自作PC解説(かわいい)

自作PCのパーツ選びのポイント

自作PCのパーツ選びのポイントは以下の通りです.

  • 用途に応じて最適な性能のパーツを選択すること
  • 各パーツの互換性を確認すること

用途に応じて最適な性能のパーツを選択すること

自作PCのパーツは, 基本的に性能が良くなるほど価格は高くなります. したがって, 利用目的に応じて予算と性能のバランスを考慮する (妥協する) ことが重要です. 例えば, 高性能なゲームがしたい場合はCPUやメモリ, グラフィックボードが重要ですし, 動画編集をしたい場合はグラフィックボードやメモリの性能に加え, ストレージの容量も重要になるかと思います.

各パーツの互換性を確認すること

  • CPUとマザーボードの互換性:CPUとマザーボードは互いに対応する必要があります. CPUのソケットタイプとマザーボードのソケットタイプが一致しているかを確認し, 互換性を考慮しなければなりません.
  • メモリとマザーボードの互換性:メモリは, マザーボードがサポートするタイプと速度に合わせて選ぶ必要があります. 例えば, DDR4と呼ばれるメモリを使用する場合, マザーボードもDDR4メモリに対応している必要があります。
  • グラフィックボードとマザーボードの互換性:グラフィックボードは, マザーボードのPCIeスロットに合わせたサイズのものを選ぶ必要があります.
  • グラフィックボードとPCケースの互換性:大型のグラフィックカードを選ぶ場合は, PCケースに入り切れるかも考慮しなければなりません.

まとめ

本記事では, 自作パソコンの作り方や作る際の注意点を解説しました. 自作PCは市販のパソコンを買うよりは圧倒的にコスパが良いため, 筆者的には是非たくさんの人にトライしてもらいたいと思っています. 本記事が自作PCを作る参考になれば幸いです. 良いPCライフを!

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