マザーボードとは
英語ではMotherboard、別名メインボード、システムボードとも呼ばれる、パソコンを構成するパーツを全て束ねるための基板です。
具体的には、CPUやメモリ、ストレージをそれぞれ接続させる役割を持ちます。また、LANケーブルや電源、ディスプレイ、マウスやキーボードを接続するための場所を備えています。
”全てのパーツを繋ぐパソコンの母”ということでマザーボードと呼ばれます。
マザーボードの種類
マザーボードは、使用しているCPUの種類によってタイプが異なります。CPUの種類とは、intelやAMDといったメーカーはもちろん、個々の製品も差します。特にintel社のCPUは世代によって使えるマザーボードが変わる傾向があります。また、設置できるメモリの種類もマザーボードにより決まっています。
マザーボードのサイズは、ATX、microATX、Mini-ITXの3種類に分かれます。ATXは305×244mm、microATXは244×244mm、Mini-ITXが170×170mmとそれぞれ大きさが決まっています。小さい方がいいのでは?と思うかもしれませんが、一口にそうは言えません。サイズが大きいほど拡張性が高い、つまり、後からメモリを追加で設置できたり、別のパーツを加えたりできるのです。また、大きい方が作業しやすいこともメリットです。自作PCを作る方には地味に重要な要素だったりします。
主要メーカーは台湾のASRock(アスロック)やASUS(エイスース)といった企業になります。上記2社で全シェアの7割近くを占めています。
マザーボードの性能
マザーボード自体に性能差は存在しませんが、どのCPU、メモリ、ストレージを設置するかがパソコンの性能に影響するため、各パーツとの互換性や拡張性に注意する必要があります。